御代田・小諸・軽井沢、3つの空気感の違い

御代田・小諸・軽井沢、3つの空気感の違い

御代田・小諸・軽井沢は、車で15分の距離にあるのに、空気感がまったく違います。仕事の組み立て方も、町ごとに変えています。

ととのえる屋は、長野県の御代田町・小諸市・軽井沢町の3つを、メインのエリアにしています。

この3つって、車で15分くらいの距離にあるんですよ。地図上は隣同士。

でも、現地に通っていると、町ごとに空気感がまったく違うことに気づきます。仕事の組み立て方も、町ごとに変えています。今日はその違いを、現場感のまま書いてみます。

軽井沢は「外」を見ている町

軽井沢で仕事をしていると、お客さまの視線がいつも「東京」を向いている、という感覚があります。

別荘を持っている方、東京から週末通っている方、観光客向けに商売している方。みなさん、お話の中に自然と「東京では」「外では」という言葉が入ってくる。

これは別に悪いことじゃないんです。軽井沢という町の成り立ちが、そもそも東京の延長として作られてきた経緯があるので、外の視線が織り込まれているのが自然な姿。

仕事のしかたとしては、軽井沢のお客さまには「外から見たときに、どう見えるか」をいつも先に話します。HPでも、観光客や別荘オーナーの目線で言葉を選ぶ。地元目線だと、刺さらない。

小諸は「中」を見ている町

小諸は、軽井沢とは正反対です。

お客さまのお話の中に、東京や外の話はあまり出てこない。「先代が」「町内の」「組合の」という言葉がよく出てくる。

地元のなかで、地元の人とやり取りして、地元で完結している商売が多い。歴史の深さを大事にしている方が多くて、創業100年とか、3代目という言葉が普通に出てきます。

仕事のしかたとしては、小諸のお客さまには「町内の人がどう感じるか」「先代が見たらどう思うか」を一緒に考える時間を多めに取ります。HPでも、外向けの言葉より、町内の人がうなずく言葉を選ぶ方が刺さる。

御代田は「あいだ」にいる町

御代田は、軽井沢と小諸のちょうど真ん中にあるんです。地理的にも、空気感的にも。

おもしろいのは、御代田の方は「外」も「中」も、両方の視線をバランスよく持っている方が多いこと。

東京から移住してきた方が増えていて、その方たちが、地元の方とゆっくり関係を作っている。新しい商売も、古い商売も、ゆるく混ざっている。

仕事のしかたとしては、御代田のお客さまには、両方の視点を行ったり来たりしながら話します。HPでも、地元の方が見ても違和感がなく、外から来た方が見ても伝わる、という両立を狙う。これがいちばん難しい設計です。

3つを行き来していると、見えてくること

3つの町を行き来していると、自分の立ち位置が、ちょっと特殊だなあと感じることがあります。

軽井沢にいるときは「外の感覚を持っている地元の人」として扱われる。
小諸にいるときは「町に根ざしている人」として扱われる。
御代田にいるときは「両方を行き来している人」として扱われる。

同じわたしなんですけど、町によって見え方が違う。これって、町の側がそうさせているんだなあと思います。

「町ごとに人格を変える」を、しないと決めた

ここでひとつ、わたしが気をつけていることがあります。

町ごとに人格を変える、ということは、しないんです。

軽井沢で「東京っぽい人」を演じて、小諸で「地元っぽい人」を演じて、というのは、たぶんやろうと思えばできるんですけど、絶対にやらない。

理由は、3つの町って、人がぐるぐる行き来しているからです。軽井沢の方が小諸の方を紹介してくださることもあるし、御代田の方が軽井沢の方とお食事してることもある。

そのときに「あの人、町によって違うことを言ってる」となると、信頼の通貨が一気にゼロになる。

だから、人格は変えない。変えるのは、言葉の選び方と、話の入り方だけ。中身はぜんぶ同じ。

3つに関わると、3つを比べる目線が育つ

もうひとつ、3つを行き来していて気づいたことがあって。

3つを比べる目線が育つと、「町の本当の強み」が見えるようになるんです。

軽井沢の強みって、ほかの町と比べて「外の視線が織り込まれていること」なんですよ。これって軽井沢だけでは当たり前すぎて見えない。
小諸の強みは「歴史の深さ」。これも小諸の中だけだと、意識されない。
御代田の強みは「両方を持っていること」。これも御代田の中だけだと、見えにくい。

3つを比べると、それぞれの本当の良さが、立ち上がってくる。これが、わたしがHP制作の仕事をするときに、いちばん武器になっている部分です。

まとめ:町は人格を持っている

3つの町は、地図の上では近いけど、空気感はまったく別の人格を持っている。

仕事の組み立て方を町ごとに変えながら、でも自分の人格は変えずに、ゆっくり関係を作っていく。これが、わたしのととのえる屋というブランドの、土台になっているんだと思います。

うん、そんな感じで、3つの町を行き来しながらととのえています。

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「何を整えたいんだろう」を、一緒に並べ直すところから。

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