軽井沢T-SITEの現場で、AIに任せたこと
軽井沢T-SITEの清掃の現場で、AIにいくつかの作業を渡してみた話。物理労働の現場でも、機械の手はちゃんと働いてくれます。
ととのえる屋は、清掃の仕事もやっています。
軽井沢T-SITEのまわりや、いくつかの店舗に毎日入っています。今日はその現場で、AIに渡してみた仕事の話を、すこし書いてみます。
清掃って、ぜんぜんアナログ
まず先に言っておくと、清掃の現場は、当たり前なんですけど、ぜんぜんアナログなんです。
モップを持って、床を拭いて、ゴミをまとめて、トイレを磨いて。これは、機械の手じゃどうにもならない部分です。
体を動かす仕事は、いつまでも人間の仕事として残る気がしています。
でも、現場の周辺にある仕事は
ただ、現場の「まわり」にある仕事は、わりと機械の手に渡せるんですよね。
シフト表をつくる。報告書をまとめる。お客さまへの月次レポートを書く。次月の備品の発注リストを作る。
このあたりは、現場で動く時間と同じくらい、地味に時間を持っていく仕事です。
報告書を、半分の時間で
いちばん最初に渡したのは、月次の報告書づくりでした。
毎月、それぞれの現場で「今月どんな状況だったか」をまとめてお客さまに送るんですけど、これが1件あたり40分くらいかかっていたんです。
写真を選んで、コメントを書いて、今月のトピックを足して、来月の予定を入れて。地味だけど、確実に時間を持っていく仕事でした。
AIに渡したのは、骨組みのほう
それで、骨組みの部分だけをAIに渡してみました。
写真の中身を見て、「これは床清掃の前」「これは清掃後」みたいな仕分けをして、定型のコメントを返してくれる。
最後に、わたしか現場のリーダーが目を通して、現場でしか感じられなかったことを2〜3行足す。たとえば「今月は気温が高くて、いつもより床のすべり止めが必要だった」みたいな、現場の人にしかわからない部分。
これで1件40分が、だいたい15分くらいまで縮まりました。
現場の人が、嫌がらなかった
ちょっと心配だったのは、現場で長く働いてきたスタッフが、「機械に仕事を取られる」みたいに感じないかな、ということでした。
でも、実際にやってみたら、ぜんぜん違ったんです。
「報告書を書く時間が減ったぶん、現場をもう一度見回せるようになった」と言ってくれた人がいて。あ、そういうことだなあ、と思いました。
機械の手に渡したのは、現場の人が「正直、ちょっと面倒だった」と思っていた部分だった。これは、わりと大事なポイントだったかもしれません。
清掃と、AIと、人
ふりかえると、清掃の現場でAIにできることって、本当にひとにぎりなんですよね。
床を磨くのも、トイレを整えるのも、ゴミを運ぶのも、ぜんぶ人がやる。それは変わらないし、たぶんしばらく変わらない。
でも、現場のまわりで地味に時間を取っている仕事は、けっこう機械に渡せる。そのぶん、現場の人がもう一度、目の前の床と人にちゃんと向き合えるようになる。
これって、たぶん多くの現場で同じなんじゃないかな、と思っています。工場でも、お店でも、保育園でも、たぶん介護でも。
物理労働の人だから、見える順番
わたしがこういう話をすると、たまに「現場仕事までやっている人がAIをやっているのが珍しい」と言われます。
でも、たぶん逆なんです。現場の床を毎日見ているからこそ、「ここは人がやらないと無理」「ここは機械に渡せる」という線引きが、わりとはっきり見える。
清掃の現場は、わたしにとってAIの話の出発点でもあります。手と頭の両方を動かしていると、ちゃんと整える順番が、自然に見えてくる気がしています。
もう少し腰を据えて話したい方へ。
何をどうしたいかわからなくても、とりあえず相談したいだけでもOKです。
LINE か フォームから、一言送ってください。