AIをやめた3つの習慣|長く使うための線引きとは?
AIを上手く使う話より、「やめたこと」を3つ決めるほうが長く健やかに使えました。AI疲れやAI依存を感じた人向けに、1年半使い続けてたどり着いた線引きの話を、順に書きます。
AIに頼りすぎて疲れる原因は、何ですか?
結論、疲れの本体は時間ではなく「自分の判断軸を外に出した状態」が続くことです。便利だから使うほど、自分が何に困っていたのか思い出せなくなる現象が起きます。
具体的には、朝いちばんにAIを開く、答えだけ早く欲しがる、全部丸投げする、この3つを続けたときに「考える筋肉」が落ちていきます。試しに朝のノート時間をやめてAIに置き換えた週があったのですが、10日目で何に困っていたか思い出せなくなりました。
AI疲れの相談を受けると、多くの人が「使い方を間違っている」と思い込んでいますが、そうではなく「やめどころを決めていない」だけのことが多いです。
AIをやめた3つの習慣とは、何ですか?
1つ目は、朝起きてすぐAIに話しかけないこと。朝の最初の30分はノートを開いて自分の手で書く時間にしました。「今日いちばん大事にしたいのは何か」を自分の言葉で書いてから、機械の手を呼びます。
2つ目は、「最初から答えを出して」と言わないこと。代わりに「3つくらい候補を出して、それぞれの良し悪しも教えて」と頼みます。出てくるのは遅くなりますが、最後に選ぶときの腹のすわり方がまったく違います。
3つ目は、丸投げしないこと。AIが書いた文章を最後に必ず声に出して読み、口に馴染まないところに線を引いて自分の言葉に書き直します。たいてい全体の2割ですが、その2割があるかないかで、お客様の受け取り方が変わります。
AIと長く付き合うための線引きの作り方は?
結論、「やる」より「やらない」のほうが長く残ります。やらないリストを紙に書いて、PCの横に貼っておく。月1で見直して、戻したい作業があれば1つだけ戻す、というリズムが効きます。
自分の判断軸が薄くなったと感じたら、1日でいいから完全にAIなしの日を作るのも効きます。文章を書く、計画を立てる、人に返信する、全部自分の頭でやってみる。手応えが戻る感覚があります。
AIを「相棒」と呼ぶか「道具」と呼ぶかで距離が変わります。私は「道具」で固定しています。便利な道具と長く付き合うコツは、たぶん使い方より「使わない時間」を決めることです。
AIをやめる「線引き」を作る、具体的な手順は?
- 手順1
AIを使った1週間の自分の作業ログを書き出す
- 手順2
「これは自分で考えたかった」と感じた作業に印をつける
- 手順3
印のついた作業を「やめるリスト」に書く(最低3つ)
- 手順4
やめるリストを紙に書いて、PCの横に貼る
- 手順5
1ヶ月続けて、戻りたい作業があれば1つだけ戻す
- 手順6
月1で見直し、自分の判断軸の手応えで増減させる
よくある質問
Q. AIに依存しているか、自己判断する方法はありますか?
朝起きて30分以内にAIを開きたくなる、自分の意見を出す前にAIに聞きたくなる、AIなしで書いた文章が読み直せない、このどれかに当てはまったら一度線引きを見直すタイミングです。
Q. やめた後にパフォーマンスは落ちませんか?
一時的に作業速度は落ちますが、3週間ほどで戻り、その後は判断の質が上がる感覚があります。出てくるアウトプットを自分で説明できるようになる、これが最大の差です。
Q. AI疲れの相談は、どこへすればいいですか?
ととのえる屋(小諸市)でも、AI業務改善の伴走の中で「やめる線引き」を一緒に決めることをよくやっています。「ぜんぶ使いこなさなくていい」前提で話を聞きます。フォームかLINEから一言で大丈夫です。
「使いこなさなきゃ」が、ちょっと重いなと感じている方へ。
うちの場合はどこをやめたらいいかな、と一言送ってください。
仕組みの話より、線引きの話から始めます。