朝のやることを「朝ルーティン」の4文字に集約した話
朝にやることを、ぜんぶ「朝ルーティン」という4文字に集約しました。タスクリストを書かない方が、なぜか続くようになった話です。
ととのえる屋では、朝にやることがいくつかあります。
メールチェック、LINEの返信、昨日の投稿の反応確認、今日の投稿づくり、最新ニュースのチェック、現場の予定確認、清掃スタッフへの連絡、ギター教室の準備。
これを最初は「朝のタスクリスト」として書き出していたんです。8項目くらい。
でも、これがぜんぜん続かなかった。今日はその話と、結局どう変えたかを書きます。
タスクリスト方式の落とし穴
朝起きて、まずタスクリストを開く。8項目並んでる。
これを上から順にやっていくんですけど、3個目あたりで「あ、これ昨日と違うやり方の方がいいかも」とか、「この項目、最近やってないな」とか、考え事が始まるんですよ。
そうすると、リスト自体を見直し始めてしまう。「これ要らないかも」「これ追加した方がいいかも」って、リストの編集に時間が溶けていく。
肝心のタスクが進まない。これが3週間くらい続いて、わたしは「あ、リストが目的になっちゃってる」と気づきました。
4文字に集約してみた
そこで思い切って、リストを全部やめました。
代わりに、Claude Codeという開発ツールに「朝ルーティン」という4文字を打つだけ、にしたんです。
裏側では何が起きているかというと、AIが昨日の結果を集めて、最新ニュースを取って、今日の投稿候補を3つ作って、わたしに「これ確認して」と渡してくれる。
わたしは、その渡されたものを見て、OKかNGかを判断するだけ。タスクの中身を1個ずつ覚えてなくていいし、順番も考えなくていい。
「やることを忘れる」という設計に切り替えたら、朝の動きがぜんぜん変わりました。
なぜ「4文字」にこだわったか
これ、たぶん細かい話なんですけど、4文字にこだわった理由があります。
「朝のルーティン作業を実行してください」みたいな長い指示にすると、毎回それを打つのが面倒なんです。途中で「明日でいいか」になる。
「朝ルーティン」の4文字なら、寝起きの頭でも打てる。これがいちばん大事だったんですよね。
人間って、起きた直後に複雑な指示を考える余力って、たぶんゼロなんですよ。だから、入り口は4文字。あとは仕組みが勝手に動く。
これって、AIだから成立するんじゃなくて、入口を極限まで小さくするという考え方の問題だと思っています。
集約すると、何が起きるか
朝のタスクが「4文字」に集約されたことで、副作用がありました。
ひとつめが、毎朝の判断回数が減ったこと。前は8回判断していたのが、いまは3回くらい。「投稿OKか」「ニュースの優先順位これでいいか」「現場連絡今すぐか後か」の3つくらいで済む。
ふたつめが、新しいことを試しやすくなったこと。タスクリストだと「これ追加するとリストが9個になる…」とためらうんですけど、ルーティンの裏側に組み込むだけなら、わたしは何も覚えなくていい。
みっつめが、忘れても大丈夫になったこと。以前はタスクリストの「3個目」を忘れたら罪悪感があったんですけど、ルーティン自体が動いているなら、忘れても誰かが拾ってくれる感覚があるんです。
集約は「考えなくていい」を作ること
これは、AIの話というより、仕事の作り方の話なんだと思います。
人がいくつもタスクを覚えて、いくつも順番を判断して、いくつも結果を確認する。これって、本来やらなくていいことを、ぜんぶ「人間の頭」でやってる状態なんですよね。
集約って、その逆をする作業です。判断の数を減らす。覚える量を減らす。順番を考えなくする。
そうすると、頭が空くんですよ。空いた頭で、本来やりたかった「お客さまの仕事を考える」ができるようになる。
4文字を増やさない努力
ここでひとつ、わたしが意識していることがあります。
「朝ルーティン」の中身は、放っておくとどんどん増えていくんです。
「これも入れておこう」「あれもやっておこう」が積み重なって、気づくと裏側で20個動いてる、みたいな状態になる。
そうなると、ルーティンが終わるまでに30分かかるようになって、結局「めんどくさい」が戻ってくる。
だから、月に1回、ルーティンの中身を見直して、「これ、最近使ってないな」を削っています。集約は、足し算じゃなくて引き算で守る。これが、わたしの中でのルールです。
4文字の力
「朝ルーティン」の4文字を打つだけで、朝の30分が動き出す。
これって、たぶん仕事の細かい工夫の話に見えるかもしれないんですけど、実はもっと大きい話だと思っています。
会社の中の「人間がいちいち判断しないと動かないこと」って、たぶん全部、4文字くらいに集約できる。それを1個ずつ作っていくのが、わたしの本当の仕事なんじゃないかな、と最近よく考えます。
うん、そんな感じで、朝のリズムをととのえています。
この種の整え方を、自分のお店や会社でも試してみたい方へ。
「うちの場合はどうかな」と一言、送ってください。
仕組みからお話しします。